発送コストに直結する、郵便の割引制度を使いこなす。

ダイレクトメール(DM)などを送るときに、気になるのが発送コストです。
郵便の割引制度を正しく理解して活用することで、
コスト削減も可能になります。ここでは、封書やはがきを送付する際の
割引制度の活用法について解説します。

広告郵便物割引

広告郵便物とは、商品やサービス、営業活動に関わる広告を目的に、同一の内容で大量に発送される郵便物(封書またははがき)を言います。新規開店の案内やセールの告知、会員募集、商品紹介のためのDMを大量に発送する場合などに、優れたコストパフォーマンスを発揮します。

利用方法について

広告郵便物割引の対象になる郵便物は、定形郵便物、定型外郵便物、通常はがき、往復はがきのいずれかに限ります。そして「承認請求書」に印刷物の見本を添えて、取扱郵便局に提出し、事前に承認を受ける必要があります。その上で、取扱郵便局が発行する「承認書」と郵便物の見本を提示し、郵便物を差し出します。

また、広告郵便物割引を利用するためには、2,000通以上の郵便物(基本的には形状、重量および取り扱いが同一のもの)を同時に差し出す必要があります。また、料金の支払方法は、料金別納(現金等での支払いのみ)、料金後納、料金計器別納のいずれかに限られます。

加えて郵便区番号ごとに区分されていることが条件となります。差出郵便局が交付する用紙に、郵便区番号を記入し、承諾する送達日数に対する余裕の程度に応じて「割引」(余裕なし)、「特割」(3日程度)、「特特」(7日程度)のいずれかを朱記して郵便物と共に束ねて差し出してください。

さらに、申請から承認までに要する日数に加えて、郵便局への差し出しから配達までの日数は、通常の日数に3日程度または7日程度加算されます。セールやイベントなどの開催日を告知するような場合には、特に注意が必要です。

広告郵便物の割引料金

広告郵便物割引には、1回の差出通数に対する「差し出しの都度割引」と1ヵ月間の差出通数に対する「月間割引」があり、それぞれ差出通数に応じて割引率が定められています。尚、往復はがきの場合、往路のみの割引となります。

 

区分郵便物割引

区分郵便物割引とは、定形郵便物、定形外郵便物、はがきのうちのいずれかを発送する場合に、事前に郵便区番号ごとに区分された郵便物の料金を割り引く制度です。商品やサービスの広告を目的としない広報誌や通知書や請求書や納品書など、信書を大量に発送する場合にはおすすめの制度です。

利用方法について

区分郵便物割引を利用するには、2,000通以上の郵便物(基本的には形状、重量および取り扱いが同一のもの)を同時に差し出す必要があります。また、料金の支払方法は、料金別納(現金等での支払いのみ)、料金後納、料金計器別納のいずれかに限られます。

差出郵便局が交付する用紙に、郵便区番号を記入し、承諾する送達日数に対する余裕の程度に応じて「割引」(余裕なし)、「特割」(3日程度)、「特特」(7日程度)のいずれかを朱記して郵便物と共に束ねて差し出してください。

区分郵便物の割引料金

郵便区番号ごとに区分することで、差出通数に応じて、所定の割引率(基本割引率)が適用されます。尚、往復はがきの場合、往路のみの割引となります。

 

バーコード付き郵便物割引

バーコード付き郵便物とは、郵便物をより早く確実に送達するために、所定のバーコードを記載した郵便物を言います。バーコードの記載によって、郵便物を機械で処理することが可能になり、作業効率が向上します。このため、1,000通以上のバーコード付き郵便物には、所定の割引率が適用されます。

利用方法について

バーコード付き郵便物割引を利用するには、1,000通以上の郵便物(バーコードを記載した、基本的には形状、重量および取り扱いが同一の定形郵便物またははがき)を同時に差し出す必要があります。また、料金の支払方法は、料金別納(現金等での支払いのみ)、料金後納、料金計器別納のいずれかに限られます。

バーコード付き郵便物の割引料金

バーコード付き郵便物には、基本割引率が定められており、広告郵便物、区分郵便物の割引を受ける場合にも、バーコードを記載することで、さらにこの割引率が加算されます。DMなどを大量発送する場合には、バーコード付き郵便物割引の適用に加えて、より確実に届けることが可能になります。尚、往復はがきの場合、往路のみの割引となります。

 

まとめ

ここでは、封書やはがきを発送する際に利用できる日本郵便の割引制度について見てきました。このほか配送会社ごとに、それぞれお得に発送できるサービスが用意されているようです。大量発送を伴うDMなどの発送に際しては、今回の情報も参考にしながら、各社の割引制度を最大限に活用して、発送コストの低減を図ってください。

カテゴリー

ランキング

タグ

TOPへ