郵便物の表記ルールを知ろう
郵便物の宛名面の記載には目玉・差出人/返還先表記が必要です。表記が間違っている場合は郵便局より差し出しを断られるケースがあります。 投函日に合わせて制作したDMが予定より遅れる・デザインをシールなどで隠して見栄えが良くなくなる…そんな事態が発生したらもったいないですよね。
トラブルを回避するためにも表記ルールを抑えながらデザインに組み込みましょう。
※この記事は2026年現在の情報です。最新の情報は<日本郵政HP>をご参照ください。
郵便マークには規定があります
郵便物の上部に◯や□の枠の中に文字が入った表記を見たことがあるはずです。
この郵便マークは目玉とも呼ばれ支払方法・配達日数・発送方法などが示されています。
別納・後納表記について
別納・後納とは郵便料金支払い方法の区別です。別納とは基本的には小切手・現金で郵便局に料金を支払います。郵便マークをつけるときは支払方法を必ず確認しましょう。後納郵便で差出のつもりが別納表記になっていると窓口支払いのための現金が必要になる事態もありますので気を付けましょう。
また郵便物の場合は「別納郵便」「後納郵便」の文字が必須です。差出先の郵便局が決まっている場合は枠内上部のスペースに郵便局名の表記を求められるケースがあります。発送代行会社によって契約している郵便局が異なりますので事前に確認しておくとよいでしょう。
料金後納郵便

料金別納郵便

目玉のデザイン
サイズは20mm以上30mm以内と規定があります。形は◯・□の図形が使用可能です。枠線や文字は、黒色、またはそれに準じた濃い色(紺色など)が推奨されています。これは郵便局員が仕分けや確認をする際に、視認性が高く、誤認しづらいためです。
目玉内に広告要素はNG
目玉内には支払方法を示す「別納」「後納」表記のほか、独自の文字を入れることが可能です。気を付けるべき点は文字に広告要素があるか否かです。
※下記は例であり広告要素と確証される内容ではありません。
OK例

NG例

目玉内の線の本数
通数によって郵便マーク内部にある線数が異なります。またこの線の数で配達日数の遅延許諾による割引についても示されています。
通数による割引については普通郵便・広告郵便・区分け郵便物の基礎知識のページをご参照ください。
一本線:2,000部未満、遅延無し(発送日の翌々日・3日後が到着目安)

二本線:2,000部以上、3日程度の遅延(発送日から5日~10日が到着目安)

三本線:50,000部以上、7日程度の遅延(発送日から10日~2週間後が到着目安)

ゆうメール
ゆうメールも郵便物と同様に支払方法を示す別納・後納表記が必要です。
気を付けるべき点としてゆうメールは郵便物ではないため「郵便」の表記を入れてはいけないことが挙げられます。
また10ポイント以上のフォントで郵便マークの下に「ゆうメール」の文字を入れなくてはなりません。

目玉マークの配置
目玉マークは大きさ・表記内容のほか、郵便物によって配置が決められています。
主に縦・横で配置が左右で異なると覚えておきましょう。
縦(和封筒・官製はがきなど):左上

横(洋封筒):右上

ハガキデザインで抑えるポイント
「郵便はがき」「POST CARD」表記は普通ハガキには必須
普通サイズのハガキ(140~154mm×90~107mm)には上部に「郵便はがき」もしくは「POST CARD」の表記が必須です。
普通ハガキは第二郵便物にあたるため、他の郵便物と見分けがつくよう表記が定められています。
縦の図

横の図

逆に言えば普通ハガキ以外のサイズでは「郵便はがき」もしくは「POST CARD」を表記してはいけません。
A4など大きなサイズのハガキはもちろんのこと、定形サイズ(140~235mm×90~120mm )の場合でも表記不可のため注意が必要です。
広告を入れるスペースは規定があります!
ハガキの宛名面に広告を入れることは可能です。しかし広告を入れる場合は範囲が決められています。
宛名・郵便番号・郵便マーク(目玉)などの情報を妨げない位置に配置される必要があります。
普通ハガキであれば宛名面の半分のスペースに広告をいれることが可能です。
普通ハガキ以上のサイズであれば宛名のスペースを避ければ基本的には制限がありません。
普通ハガキ
縦の図

横の図

大判ハガキ

差出人・返還先の表記ルールも忘れずに
宛名面には差出人・返還先の表記が必要です。目玉マークと同様に記載ルールが定められています。差出人・返還先の記載がないと差出しが難しくなるケースもございます。
差出人・還付先とは
差出人:郵便物やはがきなどを送る際に、「差出人」とはその郵便物を発送した人、つまり送り主を指します。
発送代行会社を利用して発送する場合は発行元の法人名の記載が必要です。
通常郵便物の場合、差出人と返還先が同一であれば繋げて記載しても問題ありません。
返還先(還付先):「返還先」または「還付先」とは、郵便物が宛先に届かなかった場合や、受取人が受け取れなかった場合に、郵便局がその郵便物を送り返す先のことです。
発送代行会社が郵便局と契約しているゆうメールなどを利用する場合は返却先を発送元の法人住所に指定する必要があります。
通常郵便物
OK例
差出人・返還先:◯◯株式会社 住所 ⇒差出人と返還先が同一の場合
差出人:◯◯株式会社 ⇒発送を依頼した法人名
返還先:返還先住所 ⇒郵便物の返還先の指定があれば記載
NG例
差出人・返還先:◯◯株式会社 ⇒返還先住所が記載されていない
返還先:住所のみ ⇒発送を依頼した法人名が記載されていない
ゆうメール
OK例
差出人:◯◯株式会社 ⇒発送を依頼した法人名
返還先:△△会社住所 ⇒ゆうメールの契約元の法人名・住所
NG例
差出人・返還先:◯◯株式会社 ⇒ゆうメールの契約元の法人名・住所が記載されていない
差出人・返還先の宛名面での配置
差出人・返還先表記/目玉マークは基本的に配置が定められています。
以下の3パターンの配置が標準です。
ハガキ下部に配置

郵便マークの下に配置

ハガキ裏面に配置

差出人・還付先の文字の大きさにも注意
差出人・返還先表記の文字サイズについて説明します。一般的に、差出人・返還先のフォントは7ポイント以上が望ましいとされています。
これは、郵便物を受け取る方や関連する業務担当者が情報を判読しやすくするためです。
目玉マークの下に配置する場合は、視認性をさらに高めるために10ポイント以上の大きさが推奨されています。
差出人・返還先のほかに住所を記載する必要がある場合、差出人・返還先より小さいポイントの文字で表記する必要があります。
まとめ
郵便物の宛名には様々なルールがあります。個人間で送る手紙など送り先の住所・名前・切手などを貼れば届きますが、DMを多数の宛先に送る場合は注意が必要です。DM作成で宛名面の表記に迷ったときはぜひ本ページをご活用ください!

