宛名の印字方法
宛名の印字方法には下記の3種類があります。
宛名ラベル印字 :住所や名前・会社名をシール等に出力し、封筒やはがきに貼る方法
ダイレクト印字 :紙封筒や宛名台紙に、住所や名前・会社名を直接印字する方法
オンデマンド出力:宛名と一緒にデザインも一緒に出力することができる方法
宛名ラベルの種類
タックシール
タックシールは、裏面がシールとなった小型のラベルが、複数枚並べられた状態で成形された用紙です。定形サイズにカットされた単票タイプや大量出力に対応した連続帳票タイプなどがあります。あらかじめ入力された宛名データを活用し、宛名の作成を簡素化できます。基本的に貼り付けは手作業となるため、大量発送には適していません。
チェッシャーラベル
チェッシャーラベルは、タックシールと同様に宛名を印字する際に使用しますが、宛名ラベルの貼り付けを機械で行います。スピーディーに処理できるため、DMなどの大量の宛名出力に適しています。
連続帳票タイプの専用シートに宛名印字を行った後は、ラベリングマシーンで水糊をつけ、ラベルサイズにカットし、発送物への貼り付けまで、一連の作業を自動的に行います。また、ラベリングマシーンを用いることで、機械での検品(連続番号検査、貼付位置検査)を行うことができます。高速・安価でのラベリングが可能ですが、貼付位置の状態や糊の調整によって剥がれ落ちることがあるため、注意が必要です。
宅配便伝票
宅配便の発送に用いる伝票には、個人で差し出す際などに利用する複写式の伝票のほかに、プリンタでの出力が可能なシールタイプの伝票があります。大量発送時には、このシールタイプの伝票を利用することで、出荷作業を効率化できます。ただし、印字の際の文字数には制限があります。
宛名ラベル比較表
※下記の表は、弊社で扱っているサイズ・仕様です。
ダイレクト印字(インクジェット出力)
インクジェット出力機を使用し、封筒やはがきなどに直接宛名を印字します。高品質かつ高速(最大15,000枚/時)に出力することが可能です。宛名に加えて、固定メッセージ、個別メッセージ、ロゴなどを印刷することもできます。さらに、二つ折りや数ページ程度の冊子への印字も可能です。印刷と同時にカメラ検査を実施することで、印刷結果を確認しながら正確に作業を進めることができます。
オンデマンド出力
オンデマンド印刷機では、PCでデジタル組版を作成し、白紙の用紙にフルカラーでの両面印刷が可能です。
宛名のほか、挨拶状などの文面や異なる文字、デザインをバリアブルに出力することができます。そのため、必要な量だけ印刷することができます。
まとめ
今回は宛名印字の方法や種類についてお話ししました。
発送件数や発送に使用する資材によって処理方法が異なりますので参考にしてみて下さい。