普通郵便とは?
日本郵便が提供するサービスの中で最も基本となる発送方法が普通郵便です。案内状や通知文など幅広く利用されています。
普通郵便は、郵便物の内容や形状によりいくつかの種類に分かれており、第一種郵便物、第二種郵便物、第三種郵便物、第四種郵便物があります。それぞれ料金やサイズなど利用条件が異なる為、目的に応じた使い分けが必要です。
第一種郵便物
普通郵便第一種は、主に手紙や書類などの軽量物の発送に利用されます。全国一律料金で、ポスト投函から配達までの流れがシンプルで、個人・法人問わず広く利用されています。
■ 特徴
■ 利用シーン
•契約書や請求書などの信書※の送付
•軽量な販促物や案内状の発送
■ 注意点
•追跡や補償がないため、重要書類や高価な物品の発送には不向きだが、オプション(簡易書留等)を付けることでその点は解消することができる
第二種郵便物
普通郵便第二種は、はがきの発送に特化した郵便サービスです。
全国一律料金で、個人・法人問わず広く利用されています。
■ 利用シーン
• DM(ダイレクトメール)やキャンペーン案内
• アンケートや返信用はがきの送付
• 官公庁・金融機関からの通知}
■ 注意点
• 追跡、補償がないため、重要な通知には書留などの併用を推奨
第三種郵便物
第三種郵便は、定期刊行物(雑誌・新聞など)の発送に特化したサービスで、認可を受けた発行者のみが利用できます。
■ 特徴
■ 利用シーン
• 定期購読者への雑誌、新聞の発送
• 会報誌や業界紙の配布
■ 注意点
• 発行者が郵便局の認可を受ける必要あり
• 一般企業や個人は利用不可
第三種郵便物について詳細はこちらから
第四種郵便物
第四種郵便は、学術・福祉・農業支援など特定用途に限定された郵便サービスで、対象物や利用者に制限があります。
■ 特徴
■ 利用シーン
• 点字郵便物、特定録音物の発送
• 学術機関からの学術刊行物発送
• 農業者向けの種子・苗の発送
■ 注意点
• 利用には条件あり
• 一般的な商用利用はできない
第四種郵便物について詳細はこちらから
割引のある差出方法とは?
一定の条件をみたした郵便物を差出すことで、郵便料金が割引される制度です。主に企業などによる大量発送で利用されます。
割引の種類には、差出す通数や配達日数の遅延を了承することで適用される割引があります。
発送物の内容や発送規模に合った割引制度を選ぶ必要があります。
バーコード付郵便物
バーコード付郵便物は、所定のバーコードを印字した郵便物を大量に差し出すことで、郵送料の割引が受けられる仕組みです。主に企業のDMや通知文書の発送に活用されており、機械処理による効率化を前提としたサービスです。
■ 特徴
• 対象物:定形郵便物、通常はがき、往復はがき
• 割引率:通常3%、往復はがきは1.5%
• 必要通数:1回の差出で1,000通以上にバーコードが付与できること
• 支払方法:料金別納、料金後納、料金計器別納
• バーコード内容:受取人の住所を表す所定のバーコードを印字
■ 利用シーン
• 大量のDM発送(キャンペーン案内、会員通知など)
• 定期的な文書配布(請求書、案内状など)
• コストを抑えた広域配布施策
■ 注意点
• 封筒の材質や形状に制限あり(柔軟性、ミシン目、合成樹脂不可など)
• 機械処理が前提のため、条件を満たさない場合は割引対象外
• 事前の準備が必要(バーコード生成、印字)
カスタマーバーコードの印字イメージ
区分郵便物
区分け郵便物とは、郵便物を事前に郵便区番号(郵便番号)ごとに仕分け(区分)して差し出すことで、郵送料の割引が受けられる仕組みです。主に企業や団体が大量の文書や通知を発送する際に活用されます。
■ 特徴
• 対象物:定形郵便物、定形外郵便物、通常はがき、往復はがき
• 差出通数:最低2,000通以上(割引率は)
• 割引率:基本割引で3%~。通数と遅延承諾の内容に応じて変動
• 区分方法:受取人の郵便区番号ごと、または差出郵便局が指定する区分に従って仕分け
• 支払方法:料金別納、料金後納、料金計器別納
• 送達日数:条件により異なる。遅延無しの通常発送~通常+3〜7日程度の余裕が必要な場合もある
■ 利用シーン
• 請求書、納品書、通知書などの大量発送
• 広報誌や会合案内など、広告を主目的としない文書の配布
• 地域別に仕分けされたDMの発送
■ 注意点
• 形状・重量が同一の郵便物であることが基本条件
• 事前に郵便局との調整が必要(区分表の提出や区分け方法の確認)
• オプションサービス(速達・書留など)は原則付加はできない
区分け郵便物の割引率についての詳細は日本郵便HPを参照ください
広告郵便物
広告郵便は、商品の販促や営業活動を目的とした郵便物を大量に発送する際に、郵送料が割引されるサービスです。企業のマーケティング活動において、コストパフォーマンスの高い発送手段として広く活用されています。
■ 特徴
• 対象物:封書・はがき(定形・定形外)、往復はがき
• 目的 :商品の広告、役務の広告、営業活動に関する広告
• 割引率:発送通数に応じて8%〜最大43%の割引が適用
• 通数要件:一度に2,000通以上の差出が必要
• 配達日数:通常の配達日数+3〜7日程度の余裕が必要
• 支払い方法:料金別納・料金後納・料金計器別納
• 事前承認:事前に郵便局へ申請し、承認番号の取得が必要。申請時、印刷物の見本提出が必要
• 内容要件:同一内容の印刷物であること
■ 利用シーン
• 通販商品の紹介DM
• 新店舗オープンの案内
• 会員募集やキャンペーン告知
• クーポン配布やセール情報の案内
■ 注意点
• 到着まで時間がかかるため、急ぎの発送には不向き
• 請求書、納品書など同一内容にならないものは送付不可
• 事前申請が必要なため、余裕を持った準備が必要(承認されるまで1~2週間程度)
<広告郵便申請~差出までのやりとり>
郵便割引についてはこちらの記事も参考にしてみてはいかがでしょうか。
発送コストに直結する、郵便の割引制度を使いこなす。
※2026年3月時点の割引率を記載しております。最新の割引率は日本郵便のHPを参照ください
まとめ
普通郵便・広告郵便・区分け郵便物は、それぞれに特徴とメリットがあります。発送物の内容や目的に応じて使い分けることで、コスト削減と業務効率化を同時に実現可能です。発送手段を正しく選定することは、企業の物流戦略において重要な要素のひとつとなりますので、ぜひ本記事を参考に、自社に最適な発送方法を見直してみてはいかがでしょうか。


