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ダイレクトメール(DM)とは? 送付物の種類からメリット、郵送費用まで解説

新規顧客への効果的なアプローチや既存顧客のリピート促進に頭を悩ませていませんか? デジタル広告が普及する中でも、紙のダイレクトメール(以下、DM)は高い開封率と直接的な顧客アプローチの効果によって価値を再評価されています。
本記事では、DMの種類や効果的な活用法、費用面のポイントまでを幅広く解説。あなたにとって必要なDM施策が見えてくるはずです。

ダイレクトメール(DM)とは? – 意外と知らないその本質

ダイレクトメール(以下DM)とは、企業が特定の個人や法人に向けて、ハガキや封書などの印刷物を送付するマーケティング手法のことです。新商品のリリース情報や期間限定キャンペーンの告知、さらには既存の顧客へのフォローアップなど多岐にわたって活用されています。

単なる「手紙」ではない、戦略的なマーケティング手法

DMを単なる「手紙」や「チラシの郵送」だと考えているなら、それは少しもったいないかもしれません。優れたDMは、顧客データに基づいて「誰に」「何を」「いつ」伝えるかを緻密に計算した、戦略的なコミュニケーションツールです。
過去の購入履歴やサービス利用状況などから、顧客一人ひとりの興味関心に合わせたメッセージを送ることで、その他大勢に向けた広告とは一線を画す「自分ごと」の体験を提供します。

電子メールやチラシとの決定的な違い

電子メール(Eメール)との最大の違いは、物質的な「モノ」として届けられる点です。手触りや重さ、形状といった五感にも訴える情報量は、デジタルにはない強みです。
また、不特定多数に配布されるチラシと違い、「あなただけに送っている」という特別感を演出しやすいのも、DMならではの特徴と言えるでしょう。

InstagramやX(旧Twitter)のDMは「ダイレクトメッセージ」のこと

昨今はSNSにも「DM」の送受信機能があり、日常的なコミュニケーションツールとして利用されています。ただし、InstagramやX(旧Twitter)のDMは「ダイレクトメッセージ」の略称であり、この記事で解説する「ダイレクトメール」とは別ものです。

ダイレクトメール(DM)の種類

DMとひと口に言っても、送付される物には複数の種類があります。ここでは代表的な5種類のDM送付物と、それぞれの使い分けについて見ていきましょう。

はがき

はがきは、DMの中でも最も手軽でコストを抑えられるのが特徴です。キャンペーンのお知らせやイベント案内など、伝えたい情報がシンプルな場合に適しています。
記載できる情報量を増やすために倍のサイズにした大判はがきや、個人情報を見せないようにする圧着はがきなど、はがきにも多様な種類があります。

封書

詳しい情報や複数の資料を送りたい場合は封書が最適です。パンフレットやカタログ、申込用紙など多くの印刷物を同封できます
封筒にもさまざまな種類があり、標準的な紙製の封筒や中身が見える透明なビニール封筒などを用途に合わせて使い分けることが可能です。
たとえば、紙製の封筒はプライバシーを守りたい時や、紙特有の温かみや柔らかさを出したい時に有効。ビニール封筒は紙製に比べて安価で、開封前から中身をアピールしたい時に適しています。

冊子タイプの郵送物

商品点数が多い場合や、商品一つひとつの魅力をじっくりと伝えたい場合に活用されるのが冊子タイプの郵送物です。冊子の形で送付するため、ユーザーは雑誌をめくる感覚で楽しみながら商品を選べます。

電子メール

電子メールもDMの一種です。電子メールのメリットは、印刷や郵送にかかるコストがほぼゼロであることと、リアルタイムで情報を配信できる点です。デメリットとして、大量のメールを受信する相手には、せっかく送ったDMが埋もれやすく開封されにくい点が挙げられます。

FAX

FAXもコストが比較的安く、スピーディーに情報を届けられます。自動的に印刷されれば相手の目に留まりやすい利点があります。

ダイレクトメール(DM)のメリット

デジタルDMやウェブ広告が主流の現在、あえて紙のDMを選ぶことには、どのような利点があるのでしょうか。ここでは、デジタルにはない紙媒体ならではのメリットを3つ解説します。

高い開封率が期待できる

紙媒体を送付するDMだからこそ、高い開封率が見込めます。なぜなら、日常的にチェックする郵便受けに届けば自然と目に入り、手に取って中身を確認してもらえる機会が多くなるためです。
電子メールの場合は、毎日何十通と届く中に埋もれたり、迷惑メールに振り分けられたり、未開封のまま削除されたりすることも少なくありません。
多くの情報が流れる現代において、物理的に手元に届くDMのアナログな手法は、むしろ新鮮に映り、顧客との接点を強くしてくれるのです。

デザインや同封物で特別感を演出できる

紙媒体ならではの工夫によって、受け取った人に特別感を与えられるのもDMのメリットの一つです。
ウェブ広告では表示できる画像サイズやテキスト量に制限があります。しかし、印刷物やサンプル品を送り届けられるDMなら色や質感、香りなど五感を刺激するような表現も可能です。封筒の紙質や厚み、デザインにこだわったり、パンフレットや商品の実物を同封したりすることで、ブランドイメージを効果的に伝えられます。
DMを受け取った人が「これは自分だけのために送られてきたんだ」と感じてくれれば、顧客との信頼関係を築くきっかけにもなるでしょう。

保存性が高く繰り返し見てもらえる可能性がある

紙のDMは受け取ってもらえさえすれば、捨てられない限り手元に残ります。つまり、到着直後の短い間に限らず、後日あらためて見返してもらえる可能性があるのです。
特に、暮らしに役立つ情報や、読み応えのある冊子であれば、一定期間保存されることも少なくありません。例えば、商品の使い方をまとめたマニュアルや、季節のおすすめを紹介するカタログなどがこれにあたります。
顧客の目に留まる回数が増えるほど、DMに記載された商品やサービスが記憶に残りやすく、購入を検討してもらえる可能性が高まると言えます。

ダイレクトメール(DM)の委託先を選ぶときのポイント

DM施策を自社で行うのが難しい場合、外部の専門業者に委託するのも効果的です。しかし、数多くあるDM発送代行業者の中から、自社にぴったりのパートナーを見つけるのは簡単ではありません。ここでは、後悔しない委託先を選ぶためのポイントを2つお伝えします。

小ロットでも依頼できるか

DMの代行会社は、一度に大量のDMを扱うことでコストを抑えるケースがほとんどです。そのため、依頼できる最低ロット数(最低発注数)を設けている会社が多く存在します。
DM施策を初めて試す場合や、特定の顧客にだけ送りたい場合など、100通以下の小ロットで依頼したいシーンもあるでしょう。そのような時、希望する部数に対応していないDM発送代行業者を選んでしまうと、そもそも依頼できない、あるいは費用が割高になってしまう可能性があります。
依頼を検討する際は、自社が送りたいDMの数と、代行会社が対応している最低ロット数を事前に確認するようにしましょう。

ダイレクトメール(DM)のデメリット

郵送・発送型のDMには多くの利点がありますが、その反面、知っておくべき注意点も存在します。DM施策を成功させるためには、事前にデメリットを理解しておきましょう。

コストが高くなる

DMを発送するには、印刷・郵送費用をはじめ、デザインや発送準備にかかる人件費など、さまざまなコストが発生します。とくに郵送・発送費用は送る数が増えるほど膨らむため、ウェブ広告と同じように低コストで広範囲にアプローチするというわけにはいきません。
特に、質の高い紙を使ったり、複雑なデザインにしたりすると、さらにコストはかさみます。そのため、かけたお金に見合うだけの効果が得られるかを冷静に検討することが大切です。

届けるまでに一定の時間と準備が必要となる

DMは企画・デザインから印刷、そして発送・配達までに一定の時間と準備が必要です。緊急のキャンペーンや情報をすぐに届けたい場合に、DMはあまり向いていないかもしれません。
自社で作業を行うと、発送準備だけでもかなりの労力を費やすことになります。もし、社内の人手が限られているのであれば、外部の専門業者に委託するのも有効な解決策です。

マイナビサポートのDM代行サービスなら、企画から発送までを一括で任せられるため、社内の手間を大幅に削減できます。人材リソースを本来の業務に集中させたい場合などに、ぜひご検討ください。

効果改善に時間がかかる

紙のDMは、ウェブ広告のようにクリック数などの成果をリアルタイムに計測できないため、発送してから受け取り手の反応がわかるまでに時間がかかります。もし改善点が見つかったとしても、次の施策に反映させるまでに時間を要してしまうのです。

なお、マイナビサポートではQRコード (※)によってDMの開封を可視化するサービスを提供しています。届け先が特典や情報を受け取るためにQRコードを読み取ると、すぐ発送側にメールで通知が届くため、顧客の関心が高いうちにメールや電話などでアプローチすることも可能です。

※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

マイナビサポートでは、DMの作成や発送に留まらず、効果測定まで一括でサポートいたします。DM施策でお困りの際はぜひお気軽にご相談ください。

ダイレクトメール(DM)の作成手順

DMで発送する印刷物を作成して、発送から効果測定に至るまでは、下記5つのステップに沿って進めるといいでしょう。

  • 1.ターゲットや目標を明確にする
  • 2.文章を作成する
  • 3.デザイン・レイアウトを決める
  • 4.印刷して発送する
  • 5.効果測定を行う

各工程の詳しい説明は下記の関連記事をご参照ください。

効果的なDMの作り方とは? 制作手順と反応率を高めるコツを解説

ダイレクトメール(DM)の郵送費用とコスト節約のコツ

作成した印刷物を顧客に届けるには郵送料・発送料がかかります。日本郵便のサービスで発送する場合、一般的な送料は以下の通りとなります。(抜粋)

  • • はがき 84円
  • • 封書_定形 50g以内 110円
  • • 封書_定形外(規格内)50g以内 140円
  • • 封書_定形外(規格内)100g以内 180円

封書は、はがきに比べて費用がかかる傾向があります。しかし、はがきより伝えられる情報量が多くなるため、一概にどちらが良いとは言えません。DM施策で発送コストを抑えたい場合は、以下のポイントを検討してみましょう。

用紙の厚みやサイズの見直し:
重量が軽いほど、郵送費用は安くなります。紙の厚さを薄くしたり、DMのサイズをコンパクトにしたりしてみましょう。

同梱物の見直し:
封書の中にたくさんの資材を詰め込むと、その分、重量が増え、郵送費用が上がってしまいます。本当に必要な資料だけを厳選して入れるようにしましょう。

発送方法の検討:
大量発送をする場合は、ゆうメールや郵便割引を使うことで お得になるケースがあります。
紙DMの郵送費用は、どのようなDMを何通送るかによって大きく変動します。DMの目的と予算を照らし合わせながら、最適な方法を選ぶようにしましょう。

なお、マイナビサポートではDMの作成や発送代行を承っています。コストに関するご相談などお気軽にお問い合わせください。

また、発送方法の種類や郵便の割引制度については、以下も参考にしてみてはいかがでしょうか。

発送代行におすすめの発送方法一覧|種類・特徴まとめ 発送コストに直結する、郵便の割引制度を使いこなす。

実績が豊富か

DM代行会社を選ぶ上で、過去の実績が豊富であることも重要な判断基準の一つです。
実績が豊富な会社は、さまざまな業種や目的のDM施策を手がけています。自社の課題を十分に理解し、より効果的なDMの企画やデザイン、発送方法を提案してもらえるでしょう。また、予期せぬトラブルにも柔軟に対応してくれるノウハウも持ち合わせているはずです。

もし、どこに依頼すればよいか迷っているなら、マイナビサポートのDM代行サービスを検討してみてはいかがでしょうか。長年にわたり多くの企業様のDM施策をサポートしており、豊富なノウハウと実績に基づいた最適なプランをご提案できます。
DMの企画から印刷、発送、効果測定まで、ワンストップでサポートいたします。ゆうメールや宅配便、小ロットにも対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

ダイレクトメール(DM)に関するよくある質問

DM施策に関して、よく寄せられる質問にお答えします。

どんなタイミングでDMを送ると効果的?

情報更新がある内容は1~2か月、その他季節の変わり目、セール開始前、誕生日や記念日など、顧客の関心が高まるタイミングが効果的です。また、休眠顧客への再アプローチにも有効的です。

手元に届くまでかかる時間はどれくらい?

普通郵便を利用した場合、一般的には発送から2~5日程度で届くのが目安です。ただし、連休や年末年始などは郵便物が集中するため、通常よりも時間がかかることがあります。
もし、特定の日までに確実に届けたい場合は、速達やゆうパックなど、到着日を指定できるサービスの利用を検討してみてください。

ダイレクトメール(DM)を活用して効果的な広告宣伝を行おう

紙のDMは、顧客との信頼関係を築き、ブランドイメージを高めるための大切なコミュニケーション手段です。手元に届く紙ならではの温かさや特別感は、ウェブ広告にはない大きな強みと言えるでしょう。
ターゲットを明確にし、心に響くメッセージと魅力的なデザインを組み合わせ、適切なタイミングで届けることを意識してみてください。
しかし、DM施策には手間やコストがかかるのも事実です。もし、社内のリソースに限りがある場合は、DM代行サービスの活用を検討してみませんか。

マイナビサポートでは、企画立案から印刷・発送、そして効果測定まで、DM施策のすべてをワンストップでサポートしています。「DM施策を始めたいけど、何から手をつけていいかわからない」「コストを抑えて、もっと効果的なDMを作りたい」といったお悩みにも、豊富な実績とノウハウを持つ専門スタッフが丁寧にお答えします。
DMの導入を検討している、あるいは現在のDM施策に行き詰まりを感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。最適なDM戦略を一緒に見つけましょう。

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