資材・素材

封筒は、伝えたい内容や使用目的によって選びたい。その1

ポストに届いた郵送物を手にするときに、最初に目にするのが「封筒」です。
そんな大切な封筒選びに欠かせないポイントとして、
ここでは封筒に使われる素材について解説します。

封筒に使われる素材について

紙質によって、大きく印象が変わります

封筒に使われる素材として、最も一般的なのは「紙」ですね。とはいえ、その「紙」にもさまざまな種類があり、用途やデザインによって自由に使い分けることができます。そして、どの「紙」を選ぶかによって、最初に手にしたときの印象が大きく変わります。

クラフト紙

クラフト紙は「包装用紙」に分類されている紙です。強度が高いため梱包用途や紙袋のほか、封筒用紙としても広く使われています。一般的に「茶封筒」と呼ばれるものにはクラフト紙が使われています。原料である木材チップの色を残し、ザラザラとした素材感のある手触りが特長。素朴であたたかな印象を演出しやすい用紙です。もともとは濃い茶色なのですが、漂白の工程を加えることで、明るい茶色のクラフト紙や白いクラフト紙も用意されています。

ケント紙

製図やデザインなどによく用いられてきた用紙です。一般的に「白封筒」と呼ばれるものにはケント紙が使われています。表面が滑らかに仕上げられていて、強度も高く、油性ペンなどで宛名書きをしてもにじみにくいという特性があります。少しだけ青みがかった白色で、印刷したときの色がよく映えるため、案内状や挨拶状などを送る封筒としてもよく利用されているようです。封筒用紙としては、定番の用紙の一つです。

色付封筒

カラークラフト紙を用いた封筒で、優れた印刷適正、強度を備えています。カラーバリエーションが豊富なため、用途や企業イメージに合わせて封筒色を選択することができます。

 

特殊な仕様、紙以外の素材も選べます。

ここまで、封筒に使用できる代表的な紙についてご紹介してきましたが、ご紹介できたのはほんの一部に過ぎません。封筒には、さらに多くの種類の紙が使われていますし、特殊な機能を備えた封筒や、紙以外の素材を用いた封筒もあります。

窓付き封筒

窓付き封筒と聞いて最初に思い浮かべるのは、封入された書類に宛先の住所や氏名が印刷されていて、これを透明なセロファンを通してのぞかせるタイプの封筒ですね。このタイプの窓付き封筒は、その実用性から数多く利用されています。窓のサイズは、長3サイズの封筒の場合、縦45mm×横90mm程度が一般的です。

PP封筒

封筒に使われる素材は、紙だけではありません。透明なフィルムに包まれた郵送物が届くことがありますね。封筒を手にした瞬間に、中身が見えますから、封入された印刷物を効果的に配置することによって、開封を促すことができます。また、耐水性が高いため、雨天でも確実に届けることができそうです。このPP封筒については、別の機会に詳しくご紹介することにします。

 

まとめ

封筒に用いられる主な素材や仕様について、整理してきました。封筒には、さまざまな素材や仕様があり、伝えたい内容や用途によって、使い分けることが大切なのですね。
とはいえ、種類も多く、どの封筒を選ぶべきかについて悩むことも多いはずです。そんなときは、今回の情報を参考にしながら、用紙やサイズのサンプルを入手し、発送や印刷のスペシャリストに助言を求めて、よりイメージに近いものを選択してください。

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